まず自炊にあたっての注意点とか書いた上で白黒ページの画像補正にしぼって解説したいと思います。
カラーページやスキャン時のあれこれの補足は検討中・・
じゃぁまず注意点というか俺が自炊をしてわかったことを並べると
・モノクロページもカラーで取り込む
こうしないと綺麗なグレースケールが得られない
・本の印刷自体、割と傾いている
普通に本を読むときは気になりませんが、取り込んでみると
PCの画面は縦横がはっきりしているので気になります。
・本自体、ちゃんと長方形でない場合がある
こまったもんだね・・
てなわけで、もう傾きなんてキニシナイか
回転補正・トリミングをがっつりやるか
いずれにしても腹を決める必要がありますね。
ちなみにキニシナイ場合はドキュメントスキャナの取り込みの設定を
用紙サイズ:自動 余白設定:-1mm(DR-2510Cの場合)
とかにして取り込んだらいきなり画像補正に入ります。
がっつりの場合は逆に余白を+4mmとかにして
eTilTranで傾き補正→E.C.でトリミング→画像補正
俺の場合はこうしてます。
E.C.で傾き補正もできますがeTilTranでやったほうが効率がいいです。
フラベで一枚一枚スキャンするのは時代遅れと思う人もいると思いますが
範囲指定をして連続で取り込めば上記のキニシナイより良い結果が得られて
がっつりでのトリミングを一緒くたにできるという点で意味はあるかと。
じゃぁ補正解説します、用意するものはPhotoShopと妥協する心です。
ヒストグラムを見ながらのレベル補正ができるという点で理解がしやすいと思うので
とりあえずPhotoShopで解説します、
フリーウェアでも同等のことはできると思います。
どうにもトーンがうまく残らないとか、そうゆうことはあります。
ある程度は妥協することも大事です。
まず取り込んだ画像の中からなるべく平均的なページを選びます、
地色・トーン・ベタを全部含むという意味での平均的なページです。

エクスプローラーのサムネサイズを大きくしておくと選びやすいです。
選んだ画像をPhotoShopで開きます

軽く裏写りもしているので併せて補正してしまいます。
※記事の都合上、トリミング・リサイズした状態で解説します。
いきなりグレースケール化してしまいます。

「イメージ→色調補正→彩度を下げる」で十分です、
チャンネルごとの調整とかやるほどではないかと。
次にレベル補正

「イメージ→色調補正→レベル補正」でこんなウィンドウが出るかと、
この図は画像中の真っ白から真っ黒の分布を示したものです。
大体のスキャナでこんなかんじの形になると思います。
左端になるともう殆ど情報が無いのと
右端は逆に飽和していて、
実は飽和している点より右側はあっても意味がありません。
ようするに取り込んだ画像はPCで表示できる白⇔黒の範囲より狭いとうことです。
ということで図の下の▲を動かしてめいいっぱいまで使うようにしてやります。

左の▲は分布が始まる地点に、右の▲は分布が一番上に達した地点まで動かします。
結果がこう、

わかりやすいように部分的に拡大していますが、ゴミが残っているのがわかりますしょうか?
このままガンマの調整(後述)に入ってしまうと、最終的にあちこちにゴミが残ってしまいます。
裏移りしているときは尚更ゴミが残りやすいです。
こうゆう場合は右の▲をゴミが大体消えるまで(裏写りが無くなるまで)
もっと内側まで動かします、

この程度ではトーンは殆ど飛ばないと思います。
この作業は倍率を100%にしてやったほうがわかりやすいです。
こんなもんでしょうか
これだけではベタの部分が真っ黒になっていないのがわかるかと思います。
そこで真ん中の▲を右に動かして分布の白と黒のバランスを調整します、
これをガンマ調整といいます。

基本的にはベタが「真っ黒になった」と思った時点で止めればいいかと、
それより動かすとトーンがどんどん濃くなっていくのでお好みで。
この作業も100%でやったほうがいいです。

こんな感じでベタ部分のムラも大体全部真っ黒になるまでガンマ調整します。
そしたらこんな画像になっているかと

取り込んだ状態の画像と比べるとかなり見やすくなっているのがわかります。
最後に縦を1600とか1400とか1200とかにリサイズして保存すれば完了です、
元サイズ→3200→1600等2段階のリサイズが良いようです。
ぼかし→3200→シャープ→1600とかやると読むとき発生するモアレを抑えることができます。
取り込んだ段階でモアレが出ている場合はあまり救えません、
そのためにも300dpiか600dpiで取り込むのが良いかと(基本300dpiでしょうね)、
200dpiはモアレやすい気がします。
PhotoShopではこの一連の作業をアクションとして登録すると、
バッチでフォルダ中の画像全てに同じ処理を施すことができます。
平均的なページを抜き出すのはこのためです。
レベル補正に入ってからの画像の違いがわからないという方は、
モニタのスペックが編集に耐えるものではないかもしれません。
是非買い替えをご検討ください。
とりあえず以上で、最後まで読んで頂いた方ありがとうございました。
質問等あればお問い合わせください。
09.07.08-画像を差し替え・追加、解説を追加・修正。